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イガ
学名Tinea pellionella LINNE 特徴
衣につく蛾であるため、イガと呼ばれる。成虫は体長4.5mm前翅の長さ6mm内外、静止したときは長三角形に見える。雌は約40程度の卵をばらばらに繊維の隙間に産み付け、孵化した幼虫は繊維を噛み切ってつづり合わせ、蓑虫の蓑状の巣を作る。幼虫はこの筒状の巣の中に潜み、成長とともにその蓑も作り変える。成長した幼虫は体長約7mm、幅約3mm程度になる。充分成長した幼虫は、開口部を吐糸で固定し、ぶら下がった状態で蛹化する。以上のようにイガは繊維をそのまま巣材に用いるので、巣の色は繊維の色と同様になる。発生期は5月〜9月で、25〜30度の高温を好み湿度は低いほど食害が多くなる傾向にある。
対処法
ピレスロイド系の燻煙処理、密閉場所であれば、ナフタリンなどの昇華する防虫剤で対策できる。
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このページを作成するに当たり、
「原色図鑑 衛生害虫と衣食住の害虫」 (安富和男・梅谷献二共著 全国農村教育協会発行) 「都市害虫百科」 (松崎沙和子・武衛和雄共著 朝倉書店発行) の内容を引用させて頂きました。 |
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